情報を安全に扱って、AIを使う
入力してよい情報、伏せて使う情報、AIへ入れない情報を判断します。
この回で、受講者ができるようになること
入力してよい情報、伏せて使う情報、AIへ入れない情報を判断できる
目安:読む 約2分 + やってみる 約6分
こんなことが起きていませんか
AIを仕事で使いたくても、「この情報は入力してよいのか」が分からず手が止まることがあります。反対に、文章を整えることだけを考えて、顧客名や社内だけの数字をそのまま貼ってしまうこともあります。必要なのは、入力前に情報を分ける短い判断基準です。
結論:情報を3段階に分けてからAIを開く
青は、教材の架空データや一般公開されている情報です。黄は、社内資料や取引先に関係する情報で、固有名詞や識別できる数字を伏せ、会社のルールを確認してから使います。赤は、パスワード、アクセス情報、個人を特定できる情報、未公開の重要情報です。判断できない情報も赤として止め、責任者へ確認します。
入力前の3段階チェック
情報の種類で判断する
青|そのまま使える
架空データ・公開情報
教材の練習データや、公式サイトで一般公開されている情報
黄|伏せて確認する
社内・取引先に関係する情報
固有名詞や識別できる数字を伏せ、会社のルールを確認する
赤|AIへ入れない
認証情報・重要な未公開情報
パスワードや個人を特定できる情報は送らず、責任者へ確認する
具体例:顧客への案内文を作りたいとき
「9月10日に点検を行う」という一般的な予定は、必要に応じて使える情報です。一方、顧客の氏名、住所、契約番号はそのまま入れず、「お客様A」「市内」「契約番号は削除」のように置き換えます。ログイン情報や社外秘の添付資料はAIへ入れません。文章の下書きに不要な情報から先に削ると、迷いが減ります。
AIへ渡す前の3ステップ
必要な情報だけに小さくする
不要な情報を削る
文章作成に使わない氏名・住所・番号を外す
必要なら伏せ字にする
「顧客A」「市内」「金額は概算」へ置き換える
会社のルールを確認
迷う情報は送らず、確認する相手を決める
→ 仕分けと確認が終わった情報だけをAIへ渡す
やってみる:練習用の情報を3段階に分ける
次の架空データを、青・黄・赤に分けてください。「公開済みの営業時間」「顧客名と住所」「ログイン用パスワード」「社内会議の日程」「教材用の架空メモ」。この練習では、実在する会社・顧客・個人の情報は入力しません。
ここまでできればOK:5つの練習用情報を青・黄・赤へ分けた
本番の仕事へ移す前に
本番では、ChatGPT・Gemini・Claudeのどれを使う場合でも、会社のAI利用ルール、契約プラン、管理設定、顧客との取り決めを確認します。学習利用の設定をオフにしていても、会社の許可が不要になるわけではありません。迷う情報は送らず、確認する相手を先に決めてください。
教材内の例はすべて架空です。実際に入力できる情報の範囲は、会社の規程、契約中サービスの規約と管理設定、顧客との契約により変わります。
このレッスンの持ち帰り
- ✓AIを開く前に情報を3段階へ分ける
- ✓固有名詞や識別できる数字を必要以上に渡さない
- ✓迷う情報は入力せず責任者へ確認する
